12年前、アメリカミネソタ州から高校生の時に交換留学に来たことがきっかけとなり、大学生活もここ愛知で過ごし、現在では豊川に移住したリン・サンドホファーさん。
一度は母国で就職したものの、どうしても豊川に戻りたいとアメリカから当時のホームステイ先であった家族に連絡をした。そうして現在の職場である英会話教室への求人が見つかり再来日に至ったという。
現在は英会話教師をしながら、犬山市を拠点に活動しているよさこいチーム「笑゛(じょう)」のメンバーとして活動している。「笑゛」は、にっぽんど真ん中祭りでファイナルコンテストの第5位となるほどの実力派チーム。平日休日問わず朝から晩までみっちり練習に励んでいる。
よさこいとの出会いは日本の大学でのサークル勧誘がきっかけ。チームメンバーとの一体感と衣装の色遊びが特に好きなのだという。小さい頃から身体を動かすことが好きで、ジャズやタップダンス、バレエに慣れ親しんできたが、よさこいは特に動きが自身に合っているのだそう。
よさこい以外にも、週に2日ある休みには山登り、クロスバイク、ボクササイズ、筋トレ、サーフィンなどを楽しみ、実にアクティブに過ごしているリンさん。彼女にとっての生きがいとなっているよさこいチームは犬山が拠点なのだが、どうしても豊川から離れられないのだと語る。「とにかく田舎と自然が大好きです。大学の時のアパートが名古屋市内にあったんですけど、その時も豊川には週2~3回は帰っていたくらい豊川が大好き。奈良の学校に1週間行くこともあったんですが、その時には今まで感じたことのないホームシックになったくらい。ホームステイ先の家族は本当の家族のようです」
彼女の真っ直ぐな話ぶりからも、ここ豊川で楽しみながら、出会った人々との縁を大切に、力強く生きていこうという意志が感じられた。